双頭の鷲



双頭の鷲
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ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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ピカイチ

この作家が直木賞受賞前にふと手にとって読んでみた本。衝撃を受けるほど面白い。初めは小難しい話が続き読むのを止めようかと正直思ったが、少し辛抱して読み続けたらあっという間に引き込まれた。最初の小難しさすら演出だったのか?内容、文体ともに読み応え充分。分厚い本だが残り頁が少なくなるのが本当に悲しかった。
私はこの本で著者にはまり全作品読んだが、やはりこの本がいちばん面白いと思う。
ただ、さらりと読めるやさしい文体を好む方は重たく感じるかもしれない。
とにかく痛快!

下品だけど人間的な魅力があり、戦いとなれば滅法強いデュ・ゲグランの物語。その昔、吉川英治にはまった私としては、吉川英治を読んだ後に感じに良く似たカタルシスを久々に味あわせてくれた作品であった。
とにかく面白いので、下手な講釈を聞くより、まず読むべし。
憎めない大将

ブルターニュの小貴族が動乱の世でフランス元帥にまで出世する物語。

ベルトラン・デュ・ゲクランは戦争の達人だが、戦争以外の素人。
そのあたりのバランスが、佐藤作品の登場人物に通底する、
「人間臭い」キャラクターの創造に寄与するところ大だと思われる。

そんな人間臭いベルトランが栄光を手にする反面、

幸せに人生の幕をひけなかった男の姿は胸をうたれるものがあった。
二つの書き方

〜面白い歴史小説の書かれ方は、大きく分けて二通りあると思われる。
一つは、時代を代表するような、著名な人物の周辺に人物を「創り」、その人物を通して物語を展開するものである。
そしてもう一つは、(日本では)知名度の低いけれども、歴史上重要な人物を「発掘」し、その人物を脚色して時代を描き出すものである。

この小説は後者のスタイルで、デ〜〜ュ・ゲグランというユニークな人物を主人公としている。それを発掘した、著者の目の良さには感服させられる。その脚色の仕方も愉しく、痛快な物語に仕上がっている。〜



新潮社
カルチェ・ラタン (集英社文庫)
ダルタニャンの生涯―史実の『三銃士』 (岩波新書)
英仏百年戦争 (集英社新書)
オクシタニア
傭兵ピエール〈上〉 (集英社文庫)




創世の守護神〈上〉

創竜伝〈12〉竜王風雲録 (講談社ノベルス)

双調平家物語〈1〉序の巻 栄花の巻(1)

双調平家物語〈2〉栄花の巻(1)承前

双調平家物語〈4〉栄花の巻(3)

双調平家物語〈5〉父子の巻・保元の巻

双調平家物語〈6〉保元の巻(承前)

双調平家物語〈7〉乱の巻

双頭の鷲

双頭の鷲〈下〉 (新潮文庫)




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