ルネッサンス [DVD]



ルネッサンス [DVD]
ルネッサンス [DVD]

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『ルネッサンス』の切り札はそのスタイルだ。2006年のフランス映画で、息を呑むようなビジュアルは、ストーリーとキャラクター造型における欠点を軽々と克服している。ボリュームもあって内容も充実しているメイキングの特典に詳しいが、この映画はCGアニメと実写の組み合わせ、そして白黒だけの色を使っている(後半にほかの色も登場するが、断じて灰色ではない)。また、この映画には明らかに影響を受けたと言えそうな映画はほとんどなく(製作者たちはリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』の影響を受けたことは率直に認めているし、それに先んじるフリッツ・ラングやオーソン・ウェルズといった表現主義者の作品については言うまでもない)、『ルネッサンス』は重厚な処理の実写とグラフィック・ノベルの繊細さを混ぜ合わせ、あなたが目にしたこともないものを展開してくれる。舞台は2054年のパリ。この設定がクリスチャン・ヴォルクマン監督とスタッフたちの腕が最高に冴えている部分だ。このフランスの首都は容易にそれと認められるが(エッフェル塔とモンマルトルのサクレクール寺院が二大ランドマーク)、典型的な建築物には、いかにも近未来的なタッチがたっぷりと加えられている。広々としたガラス張りのペントハウスからノートルダム寺院前の何層にもなった透明な歩道まで、夜の場面が多く、雨が頻繁に降り、フィルム・ノワール(黒)の表現において“光の都”は文字通りのものとして幾度となく示唆されている。ストーリーに関しては、とくに目立つ点はない。すご腕の警部バーテレミー・カラス(この英語版では声はダニエル・クレイグ)が女性科学者の行方を捜索している。彼女はアヴァロンで働く人物で、この企業はあらゆるものを動かしているような邪悪な大企業だ。誘拐された女性科学者が“不死のためのプロトコル”と呼ばれるものを所有していると見ている。アヴァロンは健康と美と長寿を誰もに約束し、この女性を何としてでも取りもどそうとしている。キャラクターは少々固く(身体的にも他の面も)、会話は堅苦しいこともあり、画面が暗くてなにがどうなっているのか、わからないこともある。だが、少なくとも初回の視聴では、そうした欠点はすぐに無視できるくらい『ルネッサンス』の大部分は素晴らしい。(Sam Graham, Amazon.com)



ユーロSFハードボイルド。

そこそこ面白かったですよ。ただ、やっぱり劇場で観たかったな。小さい画面で見てると、ディテールがよく見えないのでちょっとストレスたまります。この作品は、ビジュアルを堪能するのが一番の楽しみだと思うので、その辺り残念!
ストーリーはヨーロッパ映画らしく、ちょっと捻ってあって分かり辛いかも。ついて行けない訳ではないのだが、B&Wの画面のせいでキャラクターの見分けがつき辛く、ワタシ的にはちょっとキャラクターに関して混乱があったかも・・・。

残念だったのは、後半、一部でパートカラーが出て来るのだが、気持ちは分かるが若干唐突だし、物語の根幹に関わる感もない。これならモノクロで統一してしまった方が良かった気がする。
また、カラスとピスレーンとの関係が徐々に接近して行く雰囲気が余り感じられない。後半のカラスの行動原理に関わる事なのでちょいと消化不良な印象。まぁ、キャラの配置を見れば分かり切っている事ではあるのだがwそれを言っちゃあ元も子もないからなぁ(笑)。この辺りはやはりディテールが見えないこのビジュアルだから余計に感じるのかもしれない。

まぁ、この作品は、四の五の言わずに光と影のみの映像とヨーロッパ映画ならではのシニカルでフィルムノワールな雰囲気を楽しむ作品と言えるだろう。エンキ・ビラルの「ゴッド・ディーバ」と、表現方法はかなり異なるとはいえ同系列の作品と言ってもいいかもしれない。
映像は革命的 ストーリーは三流すぎ

確かに映像は凄いと思うだけどそれだけじゃ駄目なのよ 肝心なのは内容ですよ内容
それで見たらなんか別に新しさもないしむしろベタなほうじゃないですか これがグランプリ
を取るのもどうなのかなぁ まぁそれでも暇つぶしくらいにはなるかも。
ヨーロッパ調のシン・シティ(?)。都市のデザインは一見の価値あり。

 声優に、007のダニエル・クレイグやロード・オブ・ザ・リングのイアン・ホルムなどを配していることで、白黒アニメによる演技の表現力の制約をカバーしている。不思議と、ハイコントラストによる単調な表情に、味が感じられるのは、声の名演のせいだ。これは見事。
 この作品のアニメの独特なところが、背景や、服の質感、そして雨がガラスをつたう流れやタバコの煙などに非常に細かな絵が書き込まれているのに対し、さきほども書いたが、表情をとても単調にしていることだ。これで表情まで緻密にかくと、コミックの持ち味が失われてしまうからそうしたのだと思うが、ちょっともったいない気がした。
 パリの未来都市のデザインは一見の価値あり。ノートルダムなど古都のゴシックな基調を残しながら、ガラス床の2階建ての街や、空中に浮かぶアヴァロンの社長室など未来デザインがうまく溶け込んでいる。さらに、悪党ファイファ(だったっけ?)のアラビックな豪邸も、なんというかセンスを感じさせる。
 肝心のストーリーは、そんなに新鮮味があるわけではなく、ハードボイルド調の仕上がりで可もなく不可もない、といったところ。
 シン・シティーとどっちが上か、と聞かれれば、難しい。あっちはアメコミで、こっちはヨーロッパのコミックといった感じかな?
全シーンが芸術

舞台は近未来のパリ。全シーン白黒で構成されており、エッフェル搭や西洋の街並みがとても刺激的かつ綺麗で美術館にいるようでした。

しかし、白黒のアニメ、ハリウッド映画並みのアクション、生命倫理、と様々なテーマや試みがあり、一度で全てを理解するのは難しい。

[映画は娯楽]と捉え、一度だけ見て、おもしろい、おもしろくないで評価を決める方には重苦しく感じるかもしれません。

しかし[映画は芸術]と捉え、気になったシーンや好きなシーンをを何度も見る方にはとても楽しめる作品になっています。
きたいはずれ。

 少々、期待はずれでした。二千七年アニメ部門で賞を獲得した『鉄コン筋クリート』を借りる際、たまたま隣にあり、「映像革命」云々と書かれていたので手にとったのが始まりです。
 内容は…生と死は絶対に離れられないものであるがために、それを分断することは悲劇を招く、という倫理やらなんやらを全面に押しだしたモノ…と感じました。だれもが求める『不老不死』は、求めてはいけない。求めて手にしてしまったが最後、一生後悔することになる。
 映像は、賛否両論にわかれそうなモノだと思いました。モノクロのため、シーンによっては少々わかりづらい部分が…。アニメ画ではなく、妙に人間味じみているキャラクターがまた…なんともいえず…。…しかも、主人公の名前を理解できたのが、後半にさしかかってからだったりして…。
 道徳とか倫理といったモノが好きな御方は、一度借りてみるとよいかもしれません。



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